2024年のご挨拶

株式会社ゆりかご その他

2024年 一期一会

「一」一途に突き進む
「期」期限や枠組みに
「一」一切縛られない
「会」会心の最適解へ

令和5年度のわたしたちのmissionは「原点回帰」です。

平成14年にゆりかごは介護事業に参入しました。平成12年から介護保険事業を行っていた、いわゆるリーダーにはなれない状況の中で、チャレンジャーとして「差別化戦略」を考えたときに、わたしたちは、「だれもがやりたがらないところをやる」ということで、24時間365日のサービス提供やどこの事業所でも断られたケースを受ける、制度の枠を超えていくなど、がむしゃらにやってきました。これが、地域では「ゆりかごらしさ」となっています。

しかしながら、その当時の仲間たちには当然負荷が大きくかかっていて、公休の消化もままならず、残業ありきのいわゆる「ブラック企業」な面もありました。それでも当時の仲間たちはとにかく、目の前の人のニーズに全力でひたすら応え続けていくことだけ考え、不思議に一致団結していた気がします。

その後にデイサービスやケアプランセンター、訪問看護などを立ち上げていくにあたり、多くの多様な仲間たちが集まってくれて、コンプライアンスや働き方改革など仲間たちにとって、透明性の高い運営方針に転換し、定着率としては一定の効果を上げたとは思いますが、目の前の利用者への一生懸命な想いや枠組みを超えた支援などについて、私たちはいつの間にか「できる方法よりできない理由」を探す会社になっていたのではと感じるようになりました。

2023年には、一緒に立ち上げた仲間のひとりが旅立ちました。そのとき、私たちは忘れかけていたものを思い出すきっかけをもらったと思いました。「原点回帰」はふたたび、「ゆりかごらしさ」を取り戻すという思いでした。あと3か月、私たちは仲間の働きやすさを維持しながら「原点回帰」できているかを今一度ふりかえり、辰年の勢いで昇りつづけることを誓います。

雲は龍に従い、風は虎に従う」という言葉があります。2022年の寅年でもこの言葉を引用しました。私自身も経営者として、専門職として、自分に厳しく、自己成長を目指し続け、同じ志を持った仲間を一人でも多く巻き込みながら、みんなで地元のみなさんの「当たり前の生活」を支え続けられる会社になれるよう精進してまいります。
今年もよろしくお願いいたします。

株式会社ゆりかご
ゆりかごホールディングス株式会社
代表取締役 脇 健仁

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