みなさん、こんばんは。

小野祐子です。
今回は、「たとえ一人暮らしであっても、最期のときまでその人らしく過ごすことはできる」ことをお伝えしますね。
Kさんは、肺がんの終末期を迎えながらも、在宅酸素や点滴を続け、ご自宅での時間を大切に過ごされていました。
ご本人の思いや意向を何より尊重しながら、在宅診療、訪問薬剤師、訪問看護と介護がチームとなって支援にあたりました。
寒い冬でもできるだけ心地よく過ごせるように、環境を整えたり…。
Kさんのこれまでのルーティンをどうすればこなせるか考えたり…。
日々の状態が悪化していく中で、少しでもKさんの不自由さや不安が軽減されるよう、現場のスタッフ間でスケジュール調整重ねたり…。
Kさんは、自分のお考えがしっかりある方だったので、できなくなっていくことのつらさや息苦しさが日々増していく中、ご本人の意向を大事に、そっと寄り添い静かに必要な分だけ支えることを大切にしてきました。
そして、Kさんがこれまで歩んでこられた人生のお話を伺いながら、その時間をご一緒させていただきました。
訪問を重ねるうちに、Kさんがふと嬉しそうに話してくださいました。
「最初の頃の自分からは想像できないくらい、みんなとの交流がいつの間にか幸せなものになっているんだよ。
一人が好きで、買い物に行っても“うん、はい、お願いします”くらいしか話さなかったのに、自分でも信じられないくらい変わった。」
さらにスタッフの名前も一人ひとり覚えてくださり、
「〜さんは頼もしいね」
「〜さんは本当に優しい」
「病気になってゆりかごさんに出会って、本当に自分でも信じられないくらい、自分が変わった。こんなに人との関わりが楽しいと思うなんて、思わなかったよ。」
その言葉を聞きながら、たとえ病気の中にあっても、人とのつながりや支えによって心があたたかく満たされることがあるのだと、教えていただきました。
Kさんが最期までご自身らしく過ごされた時間は、私たちにとっても大切な学びとなり、勇気となりました。
そして、やっぱり、チームケアですね!たとえ一人暮らしでも、末期がんでも、希望をとことん叶える!

Kさんのイメージイラスト☺️
大好きなストーブに、タバコに、コーヒー、そしてりんご。
⚠️在宅酸素療法では、室内に酸素が供給されています。酸素は燃えませんが、火がつくと燃え広がるスピードが非常に速くなります。酸素使用中は、タバコ、ストーブファンヒーターの至近距離での使用はNGです。大変危険です⚠️
もう一度会いたかったなぁ。お話ししたかったなぁ。会いたいです。アパートの前を通ると、Kさんのお部屋の電気がついてるのをみてホッとしたりしたっけ…

それではまた。
