「排痰を楽に!カフアシストの仕組み」
こんにちは!ゆりかご☆ナース 広報担当 ST渡邉です(^^♪
ゆりかご☆ナースでは、3ヶ月に1回リハビリチームがメインとなって定例会で勉強会を
しています。
今日は、その勉強会の様子をお伝えします(^^♪✨
今回は題名にある「カフアシスト」につて
「カフアシスト」とは、簡単にいうと「機械的に咳を作って痰を出しやすくする」ことです。
「痰がからんで苦しそうなのに、うまく咳が出来ない」
「吸引しても、またすぐにゼロゼロしてくる」
こんなときに使います。
①息を強く吸わせる→➁一気に吐き出させるという動きを機械で行い、自然に近い気流を作ります。
この急激な圧の切り替えで
・肺の奥の痰
・自力ではだせない分泌物を気道の外へ押し出す
ことが目的です。
どんな人に使うかというと、
*ALS(筋委縮性側索硬化症)、筋ジストロフィーなどの神経筋疾患
*脳血管障害等で咳反射が弱い
*気管切開をしている
*NPPVや人工呼吸器を使用している
など痰はあるのに出せない人が適応になります。
吸引とどこが違うの?と思いますよね。
吸引:口やのど、気管の痰を取る
カフアシスト:肺の奥から痰を動かしてくれる
つまり、カフアシストで痰を手前に動かし、吸引で取る という使い方をします。
カフアシストを使うことで、痰が出やすくなる、呼吸が楽になる、介護負担が減るなどに繋がります。
初めて使うと、「急に風が入って来てびっくりする」などと感じることがあります。
なので、初めはゆっくり、弱めから圧を調整するようにしましょう。
痰が出せずに辛い状態を我慢せず、早めに医師や専門職に相談をし上手に使って呼吸が楽になると、生活の質も上がりますよね。

