声を失っても…

株式会社ゆりかご

こんにちは!またまたゆりかご☆ナース 広報担当 言語聴覚士の渡邉です★

今回は毎週木曜日に開催しているゆりかご☆ナースの定例会で実施した勉強会の様子をお伝えします。

テーマは「電気式人工喉頭」について

私、渡邉が発表させていただきました!

日々何気なく発している「声」

喉頭がんや喉頭を摘出した人は「声を出す」機能を失います。

声を出せなくなるとのことは「自分らしさの喪失」「社会との断絶」につながります。

そのため、「もう話せない」という不安をかかえる方に私たち言語聴覚士(ST)はお手伝いをさせていただきます。

「電気式人工喉頭」は小型の機器を顎下や頬にあてて振動音を口腔内に共鳴させて発声する機械です。(※共鳴や構音、発声の原理については長くなってしまうので割愛させてください)

STが関わる際には、評価、指導、心理的支援の3本柱で構成します

口の動きはどうか?

皮膚状態はどうか?

ちゃんとあてられるか?

など評価や指導をしながら一緒に練習をしていきます。

電気式人工喉頭は機械なので、電子音に抵抗を感じる人も少なくありません。

本人への声の再獲得にむけての意味付けや、家族・職場への環境的な指導も含めての関りも行っていきます。

「声」は「その人らしさ」「人生を語る力」です。

声が出せたという喜びを重ねていくことで少しづつ自分らしいコミュニケーションを取り戻していきます。

私たち言語聴覚士は、「その人らしさ」を取り戻すお手伝いをします!

※電気式人工喉頭は補助(給付)が利用できることがあります。

詳しくは各自治体にお問い合わせください。

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